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【花 時】2018年4月(第94回)

桜の見頃が例年より早足で通り過ぎて
いきました。春を飛び越えて初夏を思わせる
暑い日が続いたからでしょうか、若草色の新芽が
待ちきれない様子でぐんぐん伸び始めています。
毎月素晴らしい作品を届けて下さるK様の
新作が届きましたのでご紹介します。


花時01

一昨年、皇居乾通りの一般公開が
3月25日(金)~4月3日(日)
の間ありました。
当日は雨上がりの薄霞無風の1日でした。


花時02

カワセミ


花時03

ミソサザイ


花時04

乾門へ直行せず西の丸へ、先ず天守台へ登る。


花時05

お堀端から富士見櫓を望む。


花時06

「借景や松の廊下は花の雲」

ソメイヨシノと富士見多門、松の廊下へ。


花時07

大手門前の松並木、芝生と黒松の配置がよく
風格ある落ち着く雰囲気。


花時08

「ジオラマのやうな城下や春の雨」

天守台より本丸一帯を俯瞰(ふかん)する。


花時09

「異国語のゆき交ふ花の乾門」

梅林坂手前の桜並木が満開で、外国人観光客も
含め大勢が賑わう。①


花時10

「会ふ人の花の消息交わし合ふ」

ソメイヨシノの交配種とされる、大島桜の
大木もあって豪華な桜並木②

桜の季節の楽しみといえば「お花見」です。
江戸時代、倹約令によって溜まった庶民のうっぷんを
晴らすため、徳川吉宗が推奨したものが全国的に
広まったとのこと。
また、桜の花粉には興奮作用のあるエフェドリンという
成分が含まれていて、花見の宴が盛り上がる一因では
ないかと言われているそうです。
これも、桜の木には神様が宿るといわれる所以の1つ
かもしれないですね。

 

引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。

 

保育室「節分」


節分01

みんなで節分の豆を作ります。
小さなお友達が多いので、新聞紙を使って
豆もどきの出来上がりです。

まずは練習!パネルに向かって「鬼は外!!」「福は内!!」
怒りんぼ鬼、泣き虫鬼をやっつけて強い心にな~れ。


節分02

ドンドンドン なにやら遠くから太鼓の音が聞こえてきました。
いよいよ本当に鬼がやってきました。

保育室の雰囲気は一変!
ギャー、ワ―
やんちゃな男の子も活発な女の子も関係なく
すごい鳴き声と逃げ回る子供たちの叫び声で大騒ぎに。

保育士扮する赤と青の鬼も大忙しでした。


節分03


節分04


節分05

保育士にしがみつく子ども
怖くても立ち向かっていこうとする子ども
大粒の涙を流しながら走りまわって逃げる子ども
みんな体で、怖さと勇気を表していました。


節分06


節分07

0歳児はまだ鬼がわからない様子で、逃げ惑う
お兄さんやお姉さんのただならぬ様子に泣いてしまう子どももいました。
1歳児になると保育士の後ろに隠れるという頭を使った行動にでます。
2歳児は勇気を振り絞ることができるようになって
逃げながらも、泣きながらも豆(新聞紙)を投げつけようとします。
幼稚園児にいたっては、怖さ半分、楽しさ半分に節分の豆まきを行っていました。


節分08

とうとう鬼も降参です。
泣き虫にならないこと、好き嫌いをなくすこと、先生のお話をしっかりと聴く事
などを鬼と約束しました。

今年一年、健康で、仲良く、みんなが過ごせるよう恵方巻を
給食で食べました。

 

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【春寒し】2018年3月(第93回)

3月に入り、日差しの中に少しずつ
春の気配を感じられるようになりました。
毎月素晴らしい作品を届けて下さるK様の
新作が届きましたのでご紹介します。
今月は早春を彩る花の写真です。


春寒し01

 

春なのにまだ寒い日もありますね。
桜は例年、3月下旬に開花情報が出ますが、
見頃は3月末から4月上旬です。
春真っ先に目に入るのは「木蓮(もくれん)・辛夷(こぶし)・梅・
レンギョウ…等々」ですね。
比較的春早く咲くものを集めてみました。

 

国の史跡・現存天守「丸亀城」
春寒し02

香川県丸亀市にある城で、別名「亀山城」「蓬莱(ほうらい)城」
ともいう。


春寒し03

最高技術の石垣と現存12天守の中で1番小さな
天守を持ち、日本の100名城にも選ばれています。
室町時代・安土桃山時代。

 

ハクモクレン
春寒し04

「木蓮の花は上向き春うれひ」

 

紫木蓮
春寒し05

「献杯を空に挙げたり紫木蓮」

 

桃の花
春寒し06

「廃屋となりし農家に桃咲けり」

 

杏の花
春寒し07

「風いまだ冷たき丘や杏花」

春寒し08

「月光を浴びて木蓮眠る窓」

保品のiさん宅に誘われ、見事な白木蓮を
撮影させていただく。


春寒し09

「藩邸の名残の館花ミモザ」

旧佐倉藩主堀田邸跡、佐倉厚生園ゆうゆうの里の
「ミモザ」です。

 

あまり知られてはいませんが、3月11日はパンダが
発見された記念日だそうです。
ところで、パンダの尻尾は何色かご存知ですか?
黒を思い浮かべる方が多いと思いますが、正解は…白色です。
日本に初めてパンダがやって来た時に作られたぬいぐるみの
尻尾が黒色だったため、黒のイメージが定着したようです。
ニュース等で可愛い子パンダ、シャンシャンの映像を
見る機会がありましたら、ぜひ尻尾に注目してみて下さい。

 

引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。

 

病棟ミニフォトギャラリー(写団光友さま)

写真サークル「写団光友」さんご提供による病棟廊下のミニギャラリーの作品が
入れ替わりました。力作揃いの作品をどうぞお楽しみください。


病棟ミニフォトギャラリー1

凍てつく静寂(重田 久登)
裏磐梯の曾原湖周辺を走行中、それまで降り続いていた吹雪が突然止んだのを機に
道路脇の雪を掻き分けて高台に登ってみたところ、一面雪で埋め尽くされた湖面が
現れた。目の前に青白くモノトーンの幽玄で静寂な世界が拡がっていた。


病棟ミニフォトギャラリー2

シチリアの早春(小西 希良)
2月のシチリアの街角です。桜に似たアーモンドの花が咲きほこる暖かい気候でした。


病棟ミニフォトギャラリー3

のぼるあさひ(渡邊 眞光)
鹿野山 九十九谷展望公園からの朝日です。5:40頃です。


病棟ミニフォトギャラリー4

春うらら(池田 たか子)
サクラの写真を見ると 暖かな春の日差しを感じます。


病棟ミニフォトギャラリー5

雪解け清流霧湧(本戸 遺悟)
雪山より流れ込む冷水の為霧が湧き出る、幻想的でした。


病棟ミニフォトギャラリー6

春爛漫三春の滝桜(澤田 研示)
天候と時期に恵まれた撮影でした。


病棟ミニフォトギャラリー7

赤銅に輝く(晴山 幾子)
寒さに耐えて「忍」の一字でシャッターを押し続けました。


病棟ミニフォトギャラリー8

富士の初雪(若林 一美)
初雪が降って清々しい感じでした、河口湖からの撮影。

「写団光友」さんは、メンバーの方のご好意により3ヶ月サイクルで作品を病棟の
廊下に展示して下さっています。お時間のある時にはぜひ病院へお越しになり、
素晴らしい作品の数々をご鑑賞下さい。

 

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保育室「凧あげ(後編)」

前編からの続きです)

 

6. ピーターガーデンでは、左右に何度も行ったり来たり!
凧を上げたい一心で、全力疾走です。
凧、揚がってる??走りながら心の中の声が聞こえてくるかのように
何度も振り返る子供達。
身体はポカポカを超えて、汗が流れてきていました。

凧あげ05


凧あげ08


凧あげ07

 

7. 小さな子供たちは、まだ凧あげが理解しきれていませんでしたが、
大きなお友達達を真似て、走り出していました。
手作り凧は大空を舞うことはありませんでしたが、
手作り凧の糸(毛糸)を握りしめて、凧揚げの雰囲気を
大いに楽しみました。

凧あげ06

 

8. 手作り凧は、大切に通園バックにしまって持ち帰りました。
凧あげの夢を見たお友達もいたかな?
楽しいお正月遊びの思い出ができました。

 

引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。

 

保育室「凧あげ(前編)」

1. 日本の伝承遊び「凧あげ」をピーターガーデンで行いました。
凧はそれぞれが、ビニール袋に想いを込めたオリジナルの手作り凧です。

 

2. 0歳児・1歳児は好きな色のシールをビニール袋に貼りました。
「ペタッツ♪」「ペタッツ♪」とかわいい声でリズムを取りながら楽しそうに貼っていきました。
「どこにはろうかな?」「もっとシールでいっぱい貼りたい」
いろいろな色の水玉模様の凧が出来上がりました。


凧あげ1


凧あげ2

 

3. 2歳児・幼稚園児・学童はマジックを使って凧に絵付け。
室内装飾の実ながら、お正月の様子を描く子供が多くいました。
字が書ける子供は、*あけましておめでとう*と文字の入った凧も見られました。


凧あげ4


凧あげ3

 

4. 仕上げはタコ糸代わりの毛糸を付けます。これで完成。
あとは、外に出て良い風を待つのみです。


凧あげ10


凧あげ9

 

5. 外に出る身支度をしながら、空高く上がる凧を想像して、希望が膨らみます。
いつもより心なしか子供たちの、準備が早かったように感じました。
凧を持って、ピーターガーデンに進む姿は、凛々しくみえました。

(後編へ続きます)

 

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【春浅し】2018年2月(第92回)

吐く息も凍りそうなほど寒い日が続いています。
先日の大雪で大変な思いをされた方も多いと
思いますが、この辺りではなかなか見られない
雪景色を写真に収めたりして、遠出が難しい方々も
自宅に居ながら風情を楽しむことが出来たのでは
ないでしょうか。

 

毎月素晴らしい作品を届けて下さるK様の
新作が届きましたのでご紹介します。


春浅し01

「春浅し」は立春以後、早春の頃を
やわらかく言った言葉だとか。
新芽を吹き出す力を貯めている冬樹と
春近しと心躍る鳥たちを展示しました。

今年から、「日本の名城」を私が撮りつづけた
画像と友人から頂いたものなどを順次載せて
いこうと思います。


春浅し02

「犬山城」

天守のみが現存し、江戸時代に構築された。
また、天守が国宝に指定された5城のうちの1つ。
(他は姫路城、松本城、彦根城、松江城)


春浅し03

「白鳥の仕草見返り美人めく」

本埜村の張水がやや凍っていたが、白鳥は
心地よさそう。


春浅し04

「羽ばたきも風の如くに春の鷺(さぎ)」

印旛沼で撮った白鷺(しらさぎ)です。


春浅し05

国宝「犬山城」

国宝犬山城天守は現存する日本最古の様式です。
天文6年(1537)
木曽川のほとりの小高い山の上に建てられた
天守閣からの眺めはまさに絶景です。


春浅し06

「立ち上がる波に煽(あお)られ冬かもめ」

N君から送られてきた冬鷗(ふゆかもめ)。


春浅し07

「青空を余白としたる冬木立」


春浅し08

「青空の中から来たる余寒かな」

寒空に聳(そび)える冬樹2題、本埜村堤の大樹と
村上西公園の寒林です。

 

2月14日はバレンタインデーですね。
日本では年間のチョコレート総消費量の
2割近くが消費される一大イベントに
なっていますが、「バレンタインデー症候群」
という症状に悩まされる人も少なくないようです。
これは、2月14日直後にチョコレートアレルギー
症状を抱えて診察を受けに来られる人のことだそうで、
心当たりのある方はお気を付け下さい。

 

引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。

 

【寒】2018年1月(第91回)

明けましておめでとうございます。
今年も皆様との心のこもったお付き合いを
続けさせて頂けますよう、よろしく
お願い申し上げます。

 

毎月素晴らしい作品を届けて下さるK様の
今年最初の作品は、熊本の風景です。
K様、今年の作品も一同楽しみにお待ちしております。

寒01

小寒・大寒とほぼ1ヶ月、我々高齢者には用心・辛抱の
季節です。一昨年4月に熊本地震がありました。私は
その前年の冬に熊本市や阿蘇を訪れており、被災地の
皆さんに思いを寄せながら、早い復興再起を願って
穏やかな肥後熊本に還ってほしい気持ちを込め、その際の
写真を展示してみます。
(熊本城の展示に続き、日本百名城を追々次回から
掲載してみます。)

寒02
 
ケアシノスリ
金沢のN君から送られてきた「猛禽」三題です。

寒03

ハヤブサ

寒04

チョウゲンボウ

寒05

「雪嶺の裾入れ赤牛眠るごと」

阿蘇の中腹、牛馬の放牧地に赤牛が真冬にも
放たれていた。

 

熊本城
国の特別史跡・三名城
加藤清正が改築した平山城。安土桃山時代から
江戸時代の城。別名「銀杏城」

寒06

震災被害を受けた屋根。

寒07

天守閣は大小2つの天守で構成されています。

寒08

熊本城を外から、日本一長い堀建築遺構で、
重要指定文化財となっています。

寒09

浅雪を頂いた阿蘇山(高岳)です。

寒10

「初雪がおとぎの国にしてゆきぬ」

阿蘇草千里に積雪あり、観光客や子供たちが喜ぶ。

 

今年の干支である戌年は、成熟を終え1つの区切りを
迎えると言われています。
終わったものをきちんと整理して、新しい始まりに
向けて準備を整えていくのに適した年のようですね。
また、戌の干支の特徴として“勤勉で努力家”とあります。
昔は、旦那さんを選ぶなら働き者で真面目な「戌年」や
「丑年」生まれの人が良いと言われていたそうです。
戌年生まれの方、絶好のチャンス到来ですね。

 

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保育室「クリスマス会(後編)」

前編からの続きです)

 

5.ここで学童や幼稚園児のこどもたちによるハンドベル
初挑戦の演奏です。参加すること、体験することが一番!
「ハンドベルやってみたい人」緊張しながらも保育士の
指揮に合わせた”きよしこの夜”澄んだベルの音が
保育室に響き渡りました。
小さな子供達も、緊張が伝わったのでしょうか? 
ベルの音に魅了された子供達の顔は
とても聖く見えました。

クリスマス会13

6.今度は0歳児から小学生までの全員での合奏です。
マラカスやタンバリン。鈴やトライアングルに
ウッドブロック。大太鼓や小太鼓まで。
たくさんの楽器の音が、賑やかにリズムを刻みます。
曲は赤鼻のトナカイ
子供たちの夢を乗せた演奏は、保育室の中を
夢と希望でいっぱいにしてくれました。

 

打楽器はたたき方が難しい。小さい子供には
右手と左手を合わせて音を出す事も
とっても難しいことなのです。そんな中、
学童の子供たちが小さな子供たちに
楽器のたたき方を教えてくれていました。
「ありがとう!教えてもらった子供は大きくなったら
小さな子にきっと同じように教えてくれるよ!」
保育士たちには、涙がでそうなうれしい一幕でした。

クリスマス会14


クリスマス会15


クリスマス会16


クリスマス会17

7.いよいよ遠くから、鈴の音が聞こえてきました。
サンタさんが乗るソリの音です。
トナカイを連れて、ソリいっぱいにプレゼントを積んで
やってきました。小さな子はちょっぴり顔がこわばっ
ています。怖いかな?大きな子供は何が貰えるのか?
ワクワクドキドキとして目が輝いています。
小学生は何か言いたそうに、コソコソと
サンタさんの正体を暴こうとしています。

 

1人ひとり名前を呼ばれてプレゼントをもらいました。
「メリークリスマス~」とサンタさんに声をかけられ
ありがとうと言ってプレゼントを受け取る子
ちょっぴり怖くて腰が引けてしまう子
ドキドキしすぎて顔が真っ赤になっている子
それぞれが受け取ったプレゼントは、
いろいろな思いとともにある日のクリスマス会
という思い出に残ってくれることと思います。

クリスマス会18


クリスマス会19


クリスマス会20


クリスマス会21

プレゼントの中身が気になるけれど、
サンタさんとの約束。
「プレゼントはお家に帰ってから開けましょう」
何だろう?
包装紙の上を触って確かめたり、包装の大きさで
想像したり、匂いをかいだりしていました。
サンタさんとの約束は絶対のようで、
皆もらったプレゼントを開けることなく
大事に胸に抱えて、いそいそと帰っていきました。

クリスマス会22

 

引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。