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【盛 夏】2017年8月(第86回)

8月に入り、暑さの盛りを迎えました。
うんと冷したそうめんやスイカ、かき氷、
花火や浴衣での夕涼みなど、この時期ならではの
楽しみを満喫したいですね。
毎月素晴らしい作品を届けて下さるK様より
新作が届きましたのでご紹介いたします。

盛夏01

梅雨明け夏本番「真夏」になりました。
俳句の世界では、旧暦で詠まれていて
8月は秋とされている。
8日頃が立秋ですがまだ真夏最中です。
長い年は9月のお彼岸まで残暑がある。

盛夏02
 
「寅さんの居さうな街や秋暑し」

柴又帝釈天通りでのスナップ

盛夏03

「のり出して風と遊べる百日紅(さるすべり)」

厚生園の百日紅

盛夏04

「天髙しパラグライダーの廻り来る」

九十九里浜にて

盛夏05

「咲き初めし百日紅の庭あかり」

佐倉堀田城主旧庭(佐倉厚生園・ゆうゆうの里)の
百日紅は毎年素晴らしい。

盛夏06

「空だけが何とも涼しさうであり」

印旛沼師戸の木立に白鷺が暫(しば)し動かない。

盛夏07

「向日葵の顔を叩いて通りけり」

印旛沼畔の向日葵

盛夏08

「新涼の浪音たぐる浦の風」

8月も後半になると、九十九里浜は太平洋の土用波で
子供達には泳げない。

 

夏の風物詩の代表格といえば「風鈴」です。
風鈴は中国から日本へ伝わり、「邪気」を祓う
「風鐸(ふうたく)」としてお寺で使われました。
そう言われてみると、風鈴の涼しげな音色は
暑さでトゲトゲした心の中の「邪気」を鎮めて
くれるような気がしますね。

 

引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。