10月18日火曜日、中志津自治会のお招きにより医療講演会を開催いたしました。
講師は当院の脳神経外科・非常勤の亦野医師、テーマは“身近に潜む脳の病気とけがのお話”。
亦野医師の講演は、前回とてもご好評につき今回で2回目となります。
タイトルを取ってみても身近でそして怖い病気。
みなさん、とても関心度の高いテーマなので、地域の皆様早々にお集まりいただきました。
脳の病気はたくさんあっても、脳血管障害(脳卒中)と頭部外傷で80%を占めるとのこと。
まずは、頭部外傷について。
頭部外傷・・・
頭の骨を骨折するような大きな怪我でなくても、高齢者の場合、脳にたくさんの皺があるため徐々に血液がたまっていく「慢性硬膜下血腫」を発症することがあるとのこと。
年を重ねると顔や手だけでなく、脳の中にも皺ができるんですね・・・
検査と場合によっては30分程の手術で完治するとのこと。
身近な人の見守りも大切です。
次は、脳卒中について脳卒中には2つのタイプがあり血管が詰まるタイプと血管が破れるタイプ。
それぞれ原因やできる箇所にも違いがあること。
また、時代によってそれぞれの疾患の発生率に変化があること。
などなど・・
そして一番大切なこと。
「原因がなくて脳の病気になることはない」とのこと。
やはり、日頃の生活習慣が大事。
太り過ぎ・運動不足・お酒のみすぎ・・などどの疾患にも共通することですね。
先生の手術を待つ患者さんがたくさんおられ明日も長時間に及ぶ手術の予定があるとのこと。
先生の多忙なスケジュールに驚きます。
アンケートでは満点!!
“前回も今回も先生のお話が聞けて本当によかった”“わかりやすいお話をありがとうございました。”という感想をたくさんいただきました。
いつも熱心に傾聴くださる中志津自治会の皆様本当にありがとうございました。
引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。